具体的なコンパイラづくりの本はほかにも何冊かあるが,この本は,だいたいふつうだがちょっとクセのある言語をつくっている. 比較的ページ数が多いのは,この手の本のなかではかなりアルゴリズムやデータ構造をくわしく説明しているからだ.
巻末にはソースリストがある. インターネットでダウンロードすればすむ時代にソースリストをのせる必要はないが,30 ページ弱だから,それほどじゃまになっているわけではない. もうちょっとみじかくてすむ言語仕様にすればもっとよかったとおもう. 基本はなるべくみじかくしておいて,この本の第 3 章のようにそれをいろいろ拡張してあそべるようにしておくのがよいようにおもう.
評価: ★★★☆☆
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