サンマ 1 匹 100 円以下で売られているが,さしみを買うとたかい. そこで,サンマ 3 匹まるごと買ってきて,妻と協力しつつ,自宅でさしみをつくってみた. 何年かまえにもやったことがあるのだが,すでに記憶の彼方であり,ほとんどゼロから再度,挑戦した. いささか時間はかかったが,まあ,よかったのではないかとおもう.
まずはあたまをきりおとす. むなびれのところまでおとせばよい. しっぽもきりおとしたほうがやりやすかったかもしれないが,のこしたまま,やってみた.
肛門まできりこみをいれて,はらわたをとりだす. 水で血をあらいながす. そして,あたま側から包丁をいれて,3 枚おろしにしていく. つまり,骨をのこして両側の身をとる. なれないと,ちょうどよい位置がわかりにくい. 身を厚くしようとすると骨がのこる. うすくすると骨に身がのこってもったいないだけでなく,うまみもすくなくなってしまうようだ.
しかし,なれないと一番むずかしいのは皮をはがすところだとおもう. 尾のちかくで表面の透明な皮と,銀色にひかる身とを分離して,そこからあたまにむかって皮をはがしていく. 身がちぎれやすいので,皮を持って,身はなるべくうごかさないようにして,はがしていく. 皮に身がついてくるのはさけられないので,ついてきたら包丁で皮だけはがす. よくきれる包丁なら,皮を (それから,もちろん手も) きらないようにする. (幸か不幸か,あまりきれあじのよくない包丁をつかった.)
あとは適当なおおきさにきって,皿にならべていけばよい. 骨についた肉は,煮てたべればよい. こどもの好物のはずなのだが,結局,半分以上は私自身がたべることになった.