「図で考えよう」 という本が多いなかで,この本は考えるときは図でなく 「言葉にする」,理解するときは 「絵」 にすることをすすめている. 考えるときは文字を書くだけでも思考がさまたげられることもあるが,さらに手間がかかる図や絵はすくなくとも自分には向かないとかんがえてきた. だから,この本には納得する. 理解する,あるいはまとめるときには,箇条書きだけでまにあうこともあるが,絵というか図にするのはひとつの方法だ. 他人に理解させるにも図が必要になる.
この本では考えるときどうすればよいか,理解するときや他人を説得するときにどういう図や絵を書くのがよいかをまとめている. うまくまとめているので,ひととおり読むにも時間がかからないし,必要なときにこの本のなかから必要な情報をすぐにさがしだせるだろう.
評価: ★★★★☆
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