著者が書いているように,きれいだが内容のない資料をパソコンで一生懸命つくったり,メイルのやりとりばかりしている IT 中毒患者が会社にいるのはまちがいないだろう. しかし,パソコンがあることで効率的に仕事をしているひとがいることもたしかだろう. それなのに,著者はすべてのひとに IT 断食つまりパソコンをつかう時間をへらすことをすすめている. 著者によれば 「ハイパフォーマー」 は 2 割だというが,そういうひとをパソコンからひきはなすことのほうが損失がおおきいのではないだろうか.
著者の主張はたとえ話にささえられていて,定量性はまったくない. これだけ大胆な主張をするからには,もっと明確な根拠が必要だろう. この本からえられるものはわずかしかない.
評価: ★★☆☆☆
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コメント (1)
なるほど、でも 定量性が無いから説得力がないと評する内容ですかね? 拒絶反応が先行しすぎているのでは。。。
投稿者: まさみ | 2011年11月26日 02:12
日時: 2011-11-26 02:12