「スモールワールド現象」 を中心思想として,社会や企業におけるひとのつながりなどについて考察している. ネットワーク理論だけでなくサイバネティクスなどのシステム理論もてがかりにしようとしている. トヨタのサプライチェーンに関する考察などは興味ぶかい.
しかし,それらの科学理論と著者の理論とのつながりはあまり明確でない. ネットワークのポンチ絵がところどころに登場するが,それをみると著者がどれだけネットワーク理論を理解しているのか,うたがわしくおもえてくる.
評価: ★★★☆☆
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