リーマンショックのときには大恐慌以来,「100 年に 1 度」 とよくいわれたが,最近ではあまりいわれなくなってしまった. しかし,著者は最近の経済状況に恐慌ということばをつかい,かつての恐慌を分析して現在の状況とくらべる. そして,経済成長をめざすおおくのエコノミストとは逆に,それを否定する. 成長より分配,バランスだという.
こういう著者のかんがえがただしいのか,まちがっているのか,すぐにはわからない. しかし,いろいろなかんがえがあることをまず知ることが必要だろう.
評価: ★★★☆☆
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