カナダからのブログ

これまで 8 年間つかってきたブラザーの HL-5070DN が不調になった． 印刷しようとすると後部から周期的に音がでて，印刷が途中でとまってしまう． たいした故障ではないようだが，自分でかんたんになおせるわけでもない． メーカー修理をかんがえたが，製造中止後，もう 5 年くらいはたっているのだろう，修理はしていないという． 時間があれば自分で修理をこころみてみたいところだが，時間もない． しかたがないので，かいかえることにした．

最近はカラー・レーザプリンタがやすくなった． もっとも安価なのはリコーの製品だが，これは評判がよくない． 必要な機能をすべてもっている製品のなかで，つぎに安価なのは LexMark の C544dn という製品だ． Ethernet インターフェースもついている，両面印刷もできる，PostScript 3 対応だから Macintosh からも印刷できる． それで 16000 円代というのだから，やすい! (上記のリンクは Amazon へのリンクだが，ここではもうすこしたかい.)

カラープリンタでよくあるのは，カラーにすると印刷がずっとおそくなるという問題だ． ところが，このプリンタはカラーでもモノクロとおなじ 1 分あたり 23 枚，印刷できるという．

さっそく注文してみると，1 日でとどいた． マニュアルはほとんどついていないが，ほとんど絵だけのセットアップ・ガイドがついている． 本体のセットアップは容易だったが，付属していた CD-ROM はよめなかったので，ドライバーは Web からダウンロードする必要があった．

電源をいれると自動でテスト印刷した． そこには DHCP で設定された IP アドレスなどが印刷されていた． こまかいところまで，よくできている． IPアドレスがわかれば，ドライバがなくても最低限の印刷はできるだろう．

ドライバは 3 種類あり，そのうちのひとつが PostScript 3 対応だ． 印刷にかかる時間は他のドライバとほとんどかわらない． だから，Mac からも印刷しやすくなった． これまでつかってかた Brother HL-5070DN と OKI ML-400PSII も PostScript 対応だが，PostScript の印刷はとてもおそかった．

印字品質もまた，どのドライバでもほとんどかわらない． 代々 PostScript 対応プリンタを買ってきているのは，PostScript でないときれいに印字できないプリンタがあるからだが，このプリンタに関してはその心配はないようだ．

2011-12-23 追記: もうしばらくつかってみないとわからないこともいろいろあるとおもうのだが，いままでにわかったことを書いておこう． プリンタのなかには前面にトレイがとびだしているものもあるが，このプリンタは前面はきれいにおさまっている． ところが，トレイがうしろに数 cm とびだしている． しかも，カバーがないので，紙がむきだしになっている． だから，つかわずにながらくおいておくと，紙にほこりがたまるだろう． それが問題をひきおこす可能性があるのではないかとおもう． カバーをつけたい．

2011-12-29 追記: 20 kg もあるプリンタが 16000 円台ということでおどろいたのだが，その値段に関して，またおどろくことがあった． きょう (29 日) にたまたま kakaku.com をのぞいてみると，最低価格が 36800 円になっている． 2 週間もたたないうちに 2 倍以上になったということだ． しかも，2 番めの価格は 58870 円だ． つまり，私が買った値段の 3 倍以上ということだ． 80000 円以上の店すらある． ここには (なぜか) ない Amazon.co.jp では 19800 円で売っているようだ．