駅の自動改札機は,ながれにそってつかっているときには問題がおこりにくいが,ながれにさからってつかうと,うまく動作しないことがある. 自動改札機はロボットのようなものだが,そのロボットがまよって,自信のない態度をみせているようにみえる.
Suica や Pasmo がよめる自動改札機は,以前はとてもエラーがおこりやすかった. うまく通過できなかったり,通過してしまってからベルがなったりすることが,しばしばあった. 現在でもそれはあるが,以前とくらべるとずっとすくなくなった. それは,よみとりエラーがおこりにくくなったためでもあるのだろうが,「ごまかし」 の技術がみがかれたためでもあるらしい. 実はうまくよみとれていないくても,課金にまちがいがないように修正しながら,エラーはおこさないようにしているらしい.
こういうごまかしは人間もするわけだが,ごまかしている人間はどこか態度にそれがあらわれやすい. おおくのばあい,それは自信のなさとしてあらわれる.
自動改札機でも,それがあるようにおもえる. 自動改札機はある意味でロボットだということができる. 判断をするコンピュータは改札機の外部にあるが,センサーとアクチュエータをそなえている. センサーとコンピュータがうまく動作しないと,整然と動作しない.
ひとがつづけて一方向にながれているときは問題はおこりにくいが,いりみだれると自信のなさをみせる. シャッターがとじたり,ひらいたり,予測しがたいうごきをする. そこにランダムさはないのだろうが,まよっているかのようにみえる. そのため,こちらもどうふるまったらよいか,わからなくなる. 改札されないまま入場してしまって,降車駅で人手をわずらわせることにもなる. (写真は 「アルフの部屋」 から借用しました.)