対話をベースにしているが,グラフなどをいれて説得力を増している. かつては先進国に有利だった交易条件が 1970 年代から急速に変化し,途上国とかわらなくなっているさまがえがかれている. イラク戦争はアメリカがヘゲモニーをまもるためのものだったということ,資本主義の極限状態があらわれているのが日本だということ,いずれももっともな主張だとおもわれてくる. 「リフレ派」 とよばれるインフレ政策肯定派への反論にも説得力がある. 今後の世界経済や日本の進路についてかんがえるとき,読むべき本だとおもう.
評価: ★★★☆☆
関連リンク:
超マクロ展望@
,
超マクロ展望@Amazon.co.jp
.
注記:
BK1 の
書評
と
Amazon.co.jp
の
書評
に投稿しています.
キーワード: