インド バンガロール (Bangalore, Bengaluru) への出張
1 月 2 日からインドでの学会に出張してきた. この出張にかかわる全ブログ項目のリストをしめす.
1 月 2 日からインドでの学会に出張してきた. この出張にかかわる全ブログ項目のリストをしめす.
日本人はこれまで,高い品質をえるためにコストをはらってきた. しかし,グローバル化がすすむなかで,国際水準にあわせるのか, それとも日本の水準を輸出するのかがとわれている. たぶん解はそれらの中間にあるのだろう.
1 月 2 日からシンガポール経由でインドでの学会に出張した. インドにいくのはたいへんだとはきいていたが,学会出張にかぎって これほどたいへんなのだとは,しらなかった.
1 月 2 日からシンガポール経由でインドでの学会に出張した. シンガポールへの便は全日空 (ANA) のボーイング 767-300 だった. 21G という,なかほどの通路側の席だったが,いままでのった飛行機では 感じたことのない寒暖の差を感じた. といっても,ときによって温度差があるということではない. のってすぐ感じたのは顔がほてるということだ. 気温が 30℃ もあるところへいくのだから,暖房をつよめにしているのかもしれないと おもった. ところが,通路側にある右足にはかぜがあたって,ひえる.
1974 年前後には日本でも世界でも,政治経済の方向を左右するおおきなできごとが いくつかあった. ニクソン・ショック,ニクソン大統領と田中首相の辞任,ニクソンと田中の訪中と中国との国交回復. そこにはさらに 1974 年前後におこったさまざまなエピソードがくわえられる. 長嶋茂雄の引退,横井軍曹と小野田少尉の発見と帰還,その他さまざまだ.
それらをもって著者たちは 1974 年をターニング・ポイントとみなしている. これらすべてが 「ネオ階級社会」 にむすびついているわけではないだろうが, こうしてそれらが織り上げられたかたちでしめされると,ターニング・ポイントが あぶりだされたようにみえてくる.
評価: ★★★☆☆
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三十路の女がインドのデリーでくらした話. それ以前に旅行で行ったときのエピソードもはいっている. ひとりぐらしのはずだが,やはりインドではひとりだけではくらせないらしく, インド人の 「カレ」 もつくって,いろいろいたすけてもらっている. ウ○コがそこらじゅうにおちているというのに,それをふんだくつはすてるという 「潔癖」 な彼女,インド人の 「いいかげんさ」 に腹をたてながらも, インドにひかれている. この本の読者のなかにインドでくらすひとはすくないだろうが, インド人がカネモチの日本人から金品をせびりとる手口などは,おぼえておけば 旅行者でもやくにたつかもしれない.
評価: ★★★☆☆
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インドにいく途中,シンガポールで飛行機をのりついだ. シンガポールいきの ANA では着陸前には食事がでない. つぎの便では食事はあるはずだが,そのまえに空港でたべるひとにした. シンガポールではやはり中華風のものがよい. 中華の店にはいって 3 品注文した.
シンガポール航空の便でインドのバンガロール (Bangalore) にはいった. その機内とホテルについてからの,のみものの話.
日本の航空会社をめでるひとがおおいから,旅行代理店にとくに 指定せずにたのむと成田からは全日空か日本航空にしてくれる. しかし,日本の会社だとあまりおどろきがない. ほかの会社のほうがおもしろいことがある. 今回はシンガポール航空だ.
インドのバンガロールへの出張でとまったホテルでも,ところどころに “ユーザ・インターフェース” (デザイン) 上の問題があった. いずれも,それほどおおきな問題ではないが,ホテル間の競争があるなかでは,ちいさいともいえないだろう. まず,洗面とバスタブの水栓は,それじたいにはどちらにまわせば湯がでるのかが書いてない. そのため壁に矢印とともに hot, cold という文字が書いてあるのだが,これでは水栓をどちらにまわせば よいのか,わからない. それから,エレベータのボタンの文字が即座によめないので,まごつく.
バンガロール (Bangalore, Bengalulu) に最近,メトロができた. メトロというと地下鉄かとおもってしまうが,ここでは道路のうえにある. シカゴでよくあるタイプだが,コンクリートでできているので金属中心のシカゴの高架よりは道路に圧迫感がある. これがおどろくほどセキュリティを気にしているようにみえる. しかし,その一方でそれはみせかけだけのようにもおもえる.
まちのなかのあちこちに道路のうえに高架がある. 最初はこれがなんなのかわからなかったが,まもなくメトロだとわかった. のりものがはしっているにしては,しずかすぎる. しずかなように設計されているわけだが,それだけでなく,下のくるまにおおきな原因があるのだろう.
バンガロール (Bangalore) のくるまは歩行者をけちらして,はしる. くるまが警笛をすぐにならすことは 「電車がとおっても下からはわからないバンガロールのメトロと,下のくるま」 に書いた. しかし,まちをあるいていると感じるのは,歩行者がとてもしいたげられているということだ. これはインド以外でもおおくのまちで感じることだが,ここではよりつよく感じる.
インド バンガロール (Bangalore, Bengalulu) のホテルにとまっている. ここのトイレにはハンド・シャワーがついている. こんなものをつけるより,ウォシュレット (温水洗浄便座) をつけるほうがずっとよいだろう. それが普及していないのは,日本のメーカーが気づいていないからではないだろうか.
インドではあちこちで情報通信機器を 1 個だけしかつかえないようになっているようだ. インドではまだあまり普及していないせいなのだろうが,複数の機器をつかうのがあたりまえになっている国からくると不便だ.
国際学会は高級なホテルでひらかれることがおおい. 欧米だとそのホテルにとまることは,たかくつく. また,比較的安価なときは,用意されたへやがはやばやとうまってしまって,予約できないこともある. 今回 (COMSNETS 2012) は会場のホテルを値引き価格で予約することができた. 5 つ星というにはやや疑問なホテルだが,会場と部屋とをすぐに行き来できるので便利だ.
インドのバンガロールに出張できているが,あき時間に繁華街のひとつである MG ロード (マハトマ・ガンディー・ロード) 付近のまちあるきをこころみた. みちがよくわからないまま,あるきはじめたため,MG ロードよりさきにいってしまったが,ふたたびそこにもどって周辺をあるいた. MG ロードよりはもっとさきの Halasuru 周辺のほうがずっとおもしろかった.
インドを旅行する日本人への情報としていつもいわれるのは,水やなまのたべものに気をつけろというか,のみくいするなということだ. しかし,たぶん季節とバンガロールの気候のためでもあるのだろう. それほど危険はないようにみえる.
ホテルのレストランは味はよいが,たかい. そとをあるいても比較的レストランの数はかぎられているようだが,それでもちかくにはインディアン,ヨーロピアンなどのレストランがある. これまでに,昼食を 1 回インド料理のレストランでたべ,夕食を 1 回ヨーロピアン・レストランでたべた. それから,Galleria Mall というモールのなかのサブウェイで supper をとった.
シンガポール航空の飛行機のなかで,ドクター中松を紹介するテレビ番組をみた. たぶん,彼がイグ・ノーベル賞をとったときにつくられたものだろう. 日本では彼がどういう仕事や生活をしているかを紹介する番組を (もしかするとあるかもしれないが) みたことがない. なので,興味ぶかくみた.
学会のためにインドのバンガロール (Bangalore, Bengaluru) にきている. 学会のワークショップがおわってから,まだあかるかったので,ホテルのちかくをしばらくあるいた. 途中,スタジアム (Kanteerava Stadium) があり,Galleria Mall というショッピング・センタがあった. この Galleria Mall はモールというよりは博物館のような雰囲気だ. かえりに Lavelle Road という道をとおったが,ここは高級住宅がおおい.
インドのバンガロールのホテルにとまっている. 毎朝,the Times of India という新聞がとどけられる. (もちろん) ちゃんと読んでいるわけではないが,みていると気づくことがいろいろある.
インド人の英語がききとりにくいということは,おおくの日本人がいうことだ. しかし,学会にくるレベルのひとたちの英語はそんなにひどくなまっているわけではない. にもかかわらず,やはりききとれないことがおおい. なぜだろう?
テレビをみているひまはあまりないのだが,ひととおり zapping してみた. かぞえてはいないが 50 局以上あるようだ. 設備は比較的あたらしいホテルだが,テレビはブラウン管だ.
インドのバンガロールにきて 7 日め. ここにきてから鶏卵をたべていないことに気づいた. ホテルの朝食にはたいていの場所で鶏卵があるが,ここにはみあたらない. チキンとたまごを両方たべるのはまずいということだろうか?
インド バンガロールでの最後の日にはだいぶ時間があったので,ホテルの 南から西のまちをあるくことにした.
インドのバンガロールにいるあいだ,肉といえばたいていチキンであり,たまにラムをたべた. おおくの店ではこれ以外の種類の肉がはいった料理は売っていない. たぶん,牛肉のにおいをかぎたくないひとや,豚肉のにおいをかぎたくないひとに配慮してのことだろう.
Amazon とともに BK1 (ビーケーワン) というネット本屋をつかっている. ポイントがたまると,それで本を買うことができるのはよいが,買うときには自分でポイントを計算しなければならない. しかも,その計算をまちがえると,せっかくためたポイントがきえてしまう.
Mac OS X 10.7.2 ではタッチパッドに 2 本指をたてて手前にひくと上にスクロールする. OS X でも以前は逆だった. そのため,OS を更新したときには混乱したが,現在では慣れた. ところが,Windows などでマウスをつかうときに混乱するようになってしまった.
東京の道路,川,鉄道などに現在ものこるちょっとした痕跡を,それらの過去にむすびつけている. さかのぼる時代も江戸,明治,大正,昭和と,さまざまだ. そして,東京にずっと住んできた私でも知らないことがほとんどだ. 知られざる東京の歴史がわかり,とても興味ぶかくて,行ってみたくなる.
評価: ★★★★★
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著者らは世界をみたいから世界一周するのではなくて,LCC で世界一周したいからそうする. もちろん,たのしめるもの,たのしめるところはたのしんでいるのだろうが,その手のはなしが書いてあるところはわずかだ. あらかじめ一周ぶんの予約をとってでかけているわけではないから,途中でインターネットをアクセスして航路をさがし予約をとることに余念がない. こんな旅行をしたいとおもうひとはわずかだろう.
評価: ★★★☆☆
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着物,仏壇といった伝統的なものから,ピアノ,スーツケース,パソコンまで,さまざまなものの修理がとりあげられている. 高価なものや歴史のあるものはコストをかけても修理しようというのは当然だが,パソコンになるともう私には修理の価値がわからなくなる. パソコンもスーツケースも,ブランドにこだわるひとは修理するのだろう. もともと安価なものしか買わない者にとっては,修理はたかくつくので,ものをむだにするのをうしろめたくおもいながらも捨てることになる. 需要があるから修理屋がいるのだろうが,なぜ修理をたのむひとがいるのか,修理したものを買うひとがいるのかは,この本を読んでもよくわからなかった.
評価: ★★★☆☆
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日本の経済は成熟したのだから,経済成長をおいもとめるより分配をこそ,かんがえるべきだという. 著者はさまざまな統計をとりあげながら,そういう時期にきていることを主張する. ほかにも同様の議論をする経済の専門家はすくなくない. そのなかでは説得力のある議論をしているといえるだろう.
しかし,ところどころ,ひっかかる議論がある. 著者は医療費を無料化することを主張している. たいした病気もないひとが病院にあふれるようになってもよいというのだが,そんなコストを税金ではらっても,ゆたかになれるというのだろうか. また,平等をめざす議論のなかで,成熟した社会であれば共産主義はうまくいくかもしれないという話がでてくるのだが,これはエンゲルスの亡霊だとしかおもえない.
評価: ★★★☆☆
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理想の教育を実現したいが大学の経営をかんがえるとそれができない. 矛盾にみちた弱小大学の現状をえがいている. 一度に何 100 人の学生におしえなければならず,そのレベルはそろっていない. どこに焦点をあわせて講義すればよいのかわからない. やる気のない学生にどうすればやる気をださせることができるか… 弱小大学の教員になろうとするひと,そしてもしかしたら経営者にとってもいろいろなヒントがあるだろうが,しかし,こたえは自分でみつけなければならない.
評価: ★★★☆☆
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著者は日本のふつうの家の照明より 2 桁くらい暗い,提灯や行灯のようなあかりに魅力を感じている. 省電力がもとめられる LED や蛍光灯の時代に白熱灯で対抗するにはそれしかないだろう. たしかに,太陽と同様の連続スペクトルをもつ白熱灯は魅力的だろう. しかし,1 桁以上暗いあかりで満足するひとがどれだけいるのだろうか? やはり,おおくのひとにとっては,連続スペクトルをあきらめて LED や蛍光灯をうまくつかう方向しかないのではないだろうか?
評価: ★★★☆☆
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