1 月 2 日からシンガポール経由でインドでの学会に出張した. シンガポールへの便は全日空 (ANA) のボーイング 767-300 だった. 21G という,なかほどの通路側の席だったが,いままでのった飛行機では 感じたことのない寒暖の差を感じた. といっても,ときによって温度差があるということではない. のってすぐ感じたのは顔がほてるということだ. 気温が 30℃ もあるところへいくのだから,暖房をつよめにしているのかもしれないと おもった. ところが,通路側にある右足にはかぜがあたって,ひえる.
そんなことは予想していなかったので,席においてあった毛布はうえのたなに のせてしまった. そしてさらに,それを客室乗務員がもっていってしまっていた. それほどひどくひえるわけでもないので,そのままてのひらであたためるくらいで しのいだが,とにかくこんな快適性のひくい飛行機ははじめてだ. もしかするとこの席だけのことかもしれないが,どこか設計に 適切でないところがあったのか,それとも暖房温度がたかすぎるから上下の温度差がおおきくなってしまっただけなのか.
それ以外の点は合格をつけられるだろう. 座席はうしろにたおさなくても,ややかたむいている. それが功を奏して,座席をたおしているひとはほとんどいない. 座席をたおすことによるトラブルや客室乗務員のてまをへらすことに 成功している. しかし,この座席は私には腰に負担がかかる.
また,各座席の裏につけられた液晶ディスプレイはまだあたらしくてよい. ヘッドフォンは耳にフィットしない,できのわるいものだったが, これは私はほとんどつかわないから問題はなかった.
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