インドのバンガロールへの出張でとまったホテルでも,ところどころに “ユーザ・インターフェース” (デザイン) 上の問題があった. いずれも,それほどおおきな問題ではないが,ホテル間の競争があるなかでは,ちいさいともいえないだろう. まず,洗面とバスタブの水栓は,それじたいにはどちらにまわせば湯がでるのかが書いてない. そのため壁に矢印とともに hot, cold という文字が書いてあるのだが,これでは水栓をどちらにまわせば よいのか,わからない. それから,エレベータのボタンの文字が即座によめないので,まごつく.
水栓は回転させるわけだから,まえとうしろとでうごきが逆になる. 矢印がかいてあっても,前後どちらをそれにあわせればよいのかがわからない. まえのほうがうごきがおおきいから,たぶんそちらだろうとおもう. 実際そのようにうごくのだが,それを一瞬で判断しろというのは無理ではないだろうか.
エレベータのボタンは,色が濃いので,ボタンのあかりがついていないと文字がよみとりにくい. そのため,よくよくみてからボタンをおす必要がある. エレベータの内壁がくらい色であることも,ボタンをみにくくしている原因だろう. なれればボタンの位置でわかるようになるだろうが,2 日めでもまだ,まごつく.
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