バンガロール (Bangalore) のくるまは歩行者をけちらして,はしる. くるまが警笛をすぐにならすことは 「電車がとおっても下からはわからないバンガロールのメトロと,下のくるま」 に書いた. しかし,まちをあるいていると感じるのは,歩行者がとてもしいたげられているということだ. これはインド以外でもおおくのまちで感じることだが,ここではよりつよく感じる.
まず,車道はきちんと整備されているのに,歩道ときたら,でこぼこだし,とおりにくいところがおおくて,とおれないところもある. でこぼこなのは,敷石がちゃんとはまっていないからだ. きちんと工事されていれば,こういうことにはならないだろう. とおりにくいひとつの例は,歩道におおきな木があり,とおれるところが 1/3 以下になっていることだ. ふるい木をだいじにするのはよいことだが,歩行者に対してもなんらかの配慮が必要だろう. 部分的にとおれなくなる原因としては,道路の側溝にふたがしてないかこわれていること,店や物売りなどでふさがれていることなどがある. 犬がねていることもしばしばだ. ここにあげた写真はホテルから数 100 m 以内のものだけだ. それでも,すくなくともこれだけある. あるくとこ気をつけていないと側溝にはまってしまうかもしれない.
また,横断歩道が整備されていないし,くるまも歩行者に配慮していないということがある. 歩行者用の信号があるところもあるが,ないところがおおい. ないときは,くるまの信号にあわせてわたることになるが,そういうときにつっこんでくる右折車,左折車がすくなくない. それをうまくさけながら,みちをわたらなければならない. 道路をまっすぐあるいているときでもそうだが,ひとや自転車がいても,くるまがとおれるくらい くるまがすりよってくる感じだ. 気をつけないと事故になるだろう.
アメリカやオーストラリア,ときには日本でも感じるのは,高速道路などのためにひとがおおきく迂回させられることがあるということだ. 車道は必要に応じてつくられているのに,歩道はあとからそれをさけるように,とおまわりしている. アメリカやオーストラリアでも最近つくられた道はそういうことはなくて,最初から歩道や自転車道が整備されているが,以前はそういう道がつくられていた. インドではたぶん,まだそれほど立体交差がつくられていないので,歩行者が迂回させられることもすくないだろう. そのかわり,上記のように歩行者は自分でわたれるタイミングをみつけて,わたらなければならない. タイミングをあやまると事故がおこりかねない.
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