インド バンガロールでの最後の日にはだいぶ時間があったので,ホテルの 南から西のまちをあるくことにした.
最初の目的地はラールバーグ植物園 (Lalbagh Batanical Gardens) だ. 最初は地図だけをたよりにすすんでいったが,太陽の方向が日本とちがうので, 方向感覚がくるっている. iPhone の Google Map でたしかめるまで,自信がもてなかった.
この植物園はイギリス占領時代から植物園で,ガラス天井の建物 (ただし現在は (?) 壁はない) ものこされていて,いまでもつかわれているという. ふるくてふとい木も多数あるが,枯れているものもある. 銅像やモニュメントもいろいろある. 動物のかたちに刈られた木がならんでいるところもある. みずうみもあるが,これはあまりおもしろくない. 東のほうには盆栽園もあるというが,あまり時間をつかいすぎると他の ものがみられなくなるとおもって,いかなかった.
日本では植物園というと植物だけのところがおおいが,ここには もっといろいろなものがあって,変化があってよい.
iPhone で場所をたしかめながら西にすすみ,「地球の歩き方」で紹介されている ブル寺院のほうにむかった. 途中に高級住宅街がある. おおくの家はくるまをもっていて,家のまえにおいている. 氏名をおもてに書いているのは日本とおなじだが,BSc なんていう 学位まで書いてあったりする.
事前に Google Map でしらべたところでは Bull Temple Road という道があり,Bull Temple というバス停はあるが,Bull Temple なる寺は書いてない. 行ってみてもみあたらなかった. だれかにきいてみればよかったかもしれないが,きかないままになっている. かわりというわけではないが,いきあたった寺にはいってみた. 今度はちゃんと靴下もぬいで…
このちかくには Gandhi Bazar Road という,Broadway のようにななめにはしる道が あり,その両側の路上におおくの店があって,くだものを中心に売っている. その南端ちかくにあるレストランで最後のインド料理をたべた.
すこし時間を節約するために tuktuk でティプ・スルタン宮殿にむかった. メーターがついているが,事前に 10 (ten) といったので,OK した. 10 ルピーとはあまりにやすいとおもっていると,10 とは 50 ルピーを意味しているのだという.
この宮殿はとてもせまい. とくに,みられる場所はひどくかぎられている. ほかの場所はものおきになっていたりする. インド人と外国人とでおおきく入場料がちがっている. 外国人は 100 ルピーなのだが,みるものがないわりにはたかい.
きょう一番の収穫はシティ・マーケットだといってよいだろう. ここには,おびただしい数の店がある. ジュース屋,カバン屋があるのはほかの商店街とおなじだが, サリーやテクスタイルなど,綿・絹製品をあつかう店がならんでいる ところもある.
ところどころに寺がある. なかには道のまんなかにあるものもある. なぜ,こういうことになったのだろう.
もってきたカバンがぼろくなっているので,かわりのを買いたいと しばらくまえからおもっているのだが,ここでもついに,きめられなかった. サイズやかたちがのぞみのものはあるのだが,最近は (あるいはここでは) 上部のジッパーがまるくなっていて,ふたをあけるようにあけるようになっている. これまで直線的なジッパーがついたものをつかってきたので,はたしてこれで うまく機能するのか,自信がもてない. そのため,とりあえずやめることにした.
テクスタイルも店にはいりかけたのだが,直前にはいった客がいつまでも でてこないので,あきらめた. こんなところで延々とまたされるのはいやだ. ほかの店にはきにいった柄のものがないのようなので,やめた.
というわけで,何 100 も店をみたにもかかわらず, みやげものはここでは買わず,スーパーマーケットで買ったものと, 空港の免税店で買ったものだけになった. シティ・マーケットをみたあとはバンガロールの駅 (Bangarole City Station) をみたが,とくにどうということはなかった. 駅なら座席があって,すわってやすめるような気がしていたが,そんなにあまくは なかった. いすはなくて,みんな地べたにすわっている.
あるきつかれたので,ふたたび tuktuk でホテルにちかい Cubon Park までいった. Cubon Park の一部をみてから,にもつをとるためにホテルにもどった. ホテルからのタクシーはたかくついた. 5 割くらい,わりましされている. ホテルがわりまし分以上とっているのではないだろうか.