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書評:インタフェース・デザイン・アメニティ, インターフェース・デザイン・アメニティ

この本を読んでもゲームニクス理論はわからないし納得できない ― サイトウ アキヒロ 著, 「ゲームニクスとは何か ― 日本発、世界基準のものづくり法則」

著者は 「ニンテンドー DS が売れる理由」 という本のなかで 「ゲームニクス理論」 を提唱している. この本はそれをゲームをよく知らないひとにも解説し,応用をしめそうとしたものなのだろう. ゲームニクス理論の 4 つの原則つまり 「直観的なユーザー・インターフェイス」,「マニュアルなしでルールを理解してもらう」,「「はまる演出」 と 「段階的な学習効果」」,「「ゲームの外部化」 ― ファミスタで読み解く」 を解説し,ゲームニクスがなにをもたらす <はず> であるかを,いろいろな面から書いている.

しかし,この本からはゲームニクス理論はよくわからないし,わからないままに応用について書かれても納得することはできない. ゲームニクスについては,具体的にゲームやゲーム機を分析するなかから原則を説明している 「もとの本」 を読んだほうが,えるところはずっと多いだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: ゲームニクスとは何か@ [bk1]ゲームニクスとは何か@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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