ここ 30 年くらいの複雑系の研究の集大成といってよいだろう. とりあげられているのは創発現象,秩序と無秩序,カオス,フラクタル,ゲーム理論,そして比較的最近発展してきた複雑ネットワークの理論などだ. 複雑ネットワークに関する本のおおくは 2005 年ごろに書かれているが,それよりあたらしい本書には,もっとあたらしい研究成果もとりあげられている. 「複雑で単純」というのが全体をまとめたことばなのだろうが,全部読んでも全体の地図はみえてこない. やはり複雑なのだ.
評価: ★★★★☆
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