宮崎シーガイアでの学会にあすから参加するために宮崎にきた. 学会の場所はシーガイアなのだが,いくつか理由があって日豊本線の佐土原 (さどわら) 駅そばのホテルにとまることにした. きょうは日曜日なので,一旦そのホテルに荷物をおいてから,佐土原と,そこから 2 駅南下した蓮ケ池付近をあるいた.
佐土原にとまることにした理由のひとつは,ここからならなんとかシーガイアにかよえるということだ. 蓮ケ池まで電車でいけば,そこからたぶん 30 分くらいあるけば会場にいくことができる. 電車は 1 時間に 2 本くらいしかないが,朝はやくからある. 一方でシーガイアをとおるバスはもっとおそい時刻にならなければない. リゾートだから朝はおそいということだろう. これでは学会にいくのにはつかえない.
宮崎空港からは特急で佐土原まできた (写真は佐土原駅にとまった特急). 特急でなければならない距離ではないが,普通列車にのるには 1 時間以上またなければならないから,それを選択した. ホテルは佐土原駅のすぐそばにある. そこに荷物をあずけて,まずはこのまちになにがあるかをみた.
財布にあまりカネがなかったので ATM をさがした. 駅のちかくには宮崎銀行や信用金庫があるが,それらの ATM は私にはつかえない (写真のように九州内だけのネットワークをつくっている). 駅のすぐそばではないが,すこし南に 2 件のコンビニがあり,そこなら都市銀行のキャッシュ・カードがつかえる.
佐土原は宮崎市に属しているが,独自の観光資源を宣伝している (つぎの写真は駅にある看板). ゴルフ場や総合運動公園があるが,これらは私には興味がない. みやげものとしては 「鯨ようかん」 なるものがあるらしい. 日持ちしないので地元でしか売っていないとのこと (ただし,インターネットでは買えるようだ). みやげとしては最適だが,帰る直前に買うことにしよう.
こういう銘菓があるためか,ここには菓子屋がおおい. 鯨ようかん (写真) はどこでも売っているが,ほかには和菓子だけ売っている店やケーキまで売っている店などもある. 宮崎のみやげものとしては地鶏や牛肉などもあり,それらを売っている店もある. テイクアウトの地鶏のみせにはいってみたが,ひとりできている身に買えるものではなかった.
佐土原にはこれ以上あまりおもしろいものはないようだが,蓮ケ池付近にはいくつか公園などがあるので,電車でいってみることにした. 無人駅から 10 分くらいあるいていくと,蓮ケ池史跡公園がある. ここには古代の住居跡がある. 斜面にほられた横穴 (6 〜 7 世紀の墓だという) と,再現された縦穴住居や高床倉庫などがある. 石塔がならべられた場所もあるが,これはほかの場所から移設されたらしい. 駐車場にあるくるまをひととおりみてみたが,宮崎以外のナンバーはなかった. この付近にはほかにも遺跡がいろいろあるというが,もっとも有名なこの史跡公園だけをみた.
すでにだいぶあるきまわって,つかれてはいた. しかし,まだ時間があったので,シーガイアにちかい市民の森にいってみた. まだあまりいろいろな花がさいているわけではないが,梅園があり,まだ大半の花がのこっている木もある (写真). きょうはここまででホテルにもどった.
食事ができる店はいくつかあるが,なにがあるのかよくわからない店がおおい. 結局,ホテルにもどって,その 1 階にある 「カフェ」 にはいった. ここでたべたのが地鶏の炭火焼だ. 780 円なのであまり期待はしていなかったが,量は予想よりおおかったし,味もわるくなかった. こまかく切った地鶏の肉が 30 個ちかく積んであった. ブロイラーなどのやわらかい肉になれた口には,この肉はかなりこたえる. だんだんあごの筋肉が疲労して,つらくなってきた.