ロサンゼルスへの出張にシンガポール航空をつかったが,ここではそのときのオーディオ/ビデオ・サービスについて書く. シンガポール航空は機内サービスが充実していることで有名だが,おもっていた以上だ. エコノミークラスでも液晶画面は 10 インチくらいあり,ザッピングもしきれないくらい,さまざまな番組が用意されている.
ここ数年はめったに海外出張しなかったので,2010 年にユナイテッド航空のマイレージがきれてしまった. そのためアメリカン航空でマイレージをはじめたのだが,1 月からつづけて 2 回,スターアライアンスで海外出張することになってしまった.
シンガポールからインドのバンガロールへの便でも他社とくらべると映画やテレビの録画番組が豊富にあったが,ロサンゼルス線では映画が 140,テレビ番組が 170 以上であり,zapping しているだけでも何時間もかかってしまう.
インドにいくときはドクター中松のテレビ番組 (アメリカのテレビ局) という,すこしかわったものをみた. 今回は zapping しただけだが,日本ではあまりみることがない Bollywood 映画もいろいろある. アメリカ,イギリス,フランス,イタリアなどはいうにおよばないが,中国,韓国はもちろん,アラブの映画もある. インドの映画はちょっとみたかぎりではショー的,ミュージカル的あるいはダンスなどがおおくて,日本人が映画にもとめているものとは差があるようだ. そのあたりが,インド映画が日本ではあまり上映されない理由なのだろうか. もちろん,もっとシリアスなものもあるが… インドでみた新聞にはヨーロッパ的なカッコいい俳優の写真がおおかったが,ここでみた映画にはもっとふつうのインド人がえがかれている.
新作映画として日本からは 「ステキな金縛り (A Ghost of A Chance)」,「ワイルド 7」,「愛を伝えられない大人たちへ (Railways)」 の 3 つがあった. 旧作としては 「アントキノイノチ (Life Back Then)」,「ラーメン侍 (Ramen Samurai)」 ほか,あわせて 7 本があった.
テレビ番組のなかには日本のものはすくないが,「発掘! かっこいいニッポン」 や渋谷 109 のファッションやギャルの紹介があった.
音楽としては西洋のものがおおいが,東洋のものも 200 くらいある. そのなかには日本からのも 10 くらいある (中国にくらべるとずっとすくない). ポップスとしては葉加瀬太郎,山下達郎,東京事変 (Tokyo Incidents),UVERworld,YUI, YUKARI などだ. クラシックでもアジア人のソロイストのものがおおい. Lang Lang (ピアノ),Yuja Wang (ラフマニノフ.ピアノ?),Yundi Li (ピアノ) などだが, Alice Sara Ott もふくまれている. ジャズのなかには Hiromi がふくまれている. そもそも,こんなところで音楽をきく気はほとんどないのだが…
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