iPS 細胞についてはいろいろなメディアでとりあげられているが,山中教授が論文をなぜネイチャーでなくセルという論文誌にのせたかなど,これまで知らなかったエピソードもとりあげられている. iPS 細胞に関しては周到な特許戦略が練られているが,新津教授の白血病の治療法に関しては特許をとらずに学会発表してしまったために世にだすことができなくなったことが紹介されている. 科学技術そのものだけでなく,こういう特許や賞 (ノーベル賞,イグ・ノーベル賞など) もこの本の重要な話題だ.
評価: ★★★☆☆
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