この本は 茂木 健一郎 と 竹内 薫 という 2 人の科学者とサイエンス・ライターとの対話で構成されている. 東日本大震災では Twitter などのネットメディアが重要なやくわりをはたしたが,その反面,妥当でないことを執拗に主張するひとがいることがとりあげられている. そこでとりあげられているひとつの視点は 「パターナリズム」 つまり,こどものように受け身で国の対策をもとめる姿勢だ.
あとがきには,科学で一番重要なのは対話をすることであり,その際,ことなる意見を比較することが科学の方法論の神髄だと書かれている. そうかもしれないが,この本の内容は哲学的対話だとしても,科学的対話だとはとてもおもえない.
評価: ★★★☆☆
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