東京駅丸の内からの散歩で,両国と深川をあるきまわった. ここには,あちこちに関東大震災の記念碑などがある. 東日本大震災を経たいま,これらをたどってみるのも,わるくないのではないだろうか?
国技館の北に旧安田庭園という庭園がある. ここにたちよる予定だった. しかし,うかつにも,そこをとおりすぎてしまった. かわりに (?!) たちよったのが横網町公園だ. ここには関東大震災および戦災を記念するものがいろいろある.
公園の正面は東側だが,江戸東京博物館がある南側からちかづいていった. 「慈光院」 というなまえからわかるように,ここはもとは寺としてたてられたのだろうが,いまは宗教色をうすめて 「公園」 というよび名になっている.
南側には震災遺児のための記念碑がある.
東側の建物 (復興記念館) には震災のやけあとからひろった記念品などが展示されている. 展示物には復興する以前のもののほうが多いが,あとで書くように復興計画などに関するものもある.
この建物のなかだけでなく,そとにも,とけたクギなどが展示されている.
とくに注目するべき展示品は,震災復興計画に関する模型だろう. いくつもの模型があるが,写真にとったのは江東区の一部に関するものだ. ほかに東京駅前のもの (このほうがなじみぶかいが,丸ビルと新丸ビルが中心であり,それほど興味をひかなかったので省略) などがある.
外で白いハトをみかけた.
もうひとつみかけた関東震災記念碑は本所警察署のわきにあるものだ. 震災時に殉職した警察官の碑だという.