この本は小泉政権のころのものであり,田中 真紀子 外相更迭にがっかりしたことなどが書かれている. 庶民的な感覚だ. 昭和天皇を評価するひとは多いが,この本で吉本も 「昭和天皇というのは天智天皇と並ぶ大皇帝であったとおもう」 と書いている. 著者は過去に書いたまちがいをすなおにみとめつつ,現在 (2002 年) については他人に影響されず大胆に,しかしたぶん慎重に,発言している. そのなかには 「脳死は人の死ではない」 という発言もある. メディアはもちろん,「常識的な」 ことしか書かないおおくの評論家などとは一線を画している.
評価: ★★★★☆
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