年金に関しては,AIJ 投資顧問をはじめとして,運用ででた損失のあつかいが話題になっている. AIJ は極端な例だが,そうでなくてもリーマンショックなどですくなからぬ損失がでている. それでは,健康保険はどうなのだろうか?
年金の運用に関してはローリスク・ローリターンで運用することが条例などでさだめられているのが普通のようだが,それでも銀行が破産するなどすれば損失がでることはさけられないだろう. なかには,時事通信社の健康保険組合のように規則に反してハイリスクの運用をして損失をだすところもでてくる.
ところが,おおくの条例では運用で利益がでたときのことは規定されているが,損失がでたときのことは規定されていないようにみえる. これは,かつては銀行にあずけておけば損失がでることはなかったからなのだろうが,ペイオフが解禁されたいまではそうではない. これはかんがえておかないと,いざというときにおおさわぎになるのではないだろうか.
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