アマゾン (Amazon.co.jp) とともに ビーケーワン (BK1) というネット書店をずっと利用してきた. このサイトが honto というサイトに吸収された. リアルにせよネット (バーチャル) にせよ,サービスが統合・淘汰されていくのはしかたがない. しかし,それによって “退化” つまりいままでつかえていたサービスの一部がつかえなくなったり,つかい勝手がわるくなったりするのはこまる.
TRC (図書館流通センター) から BK1 にサービスが移行したときとおなじことが,またおこったようだ. 私が TRC をつかっていたのは,新刊書のリストが便利だったからだ. BK1 では最初はそのサービスがなかった. しかし,その後,日々出版される本のリストが掲載されるようになった. ところが,honto にはそのサービスがないようだ. honto ではアマゾンと同様に 新刊書を検索することはできるが,検索では 1 週間分の新刊書をみたいときには区切りがなくて不便だ.
もっと致命的なのは特定の書評をポイントすることができないことだ. アマゾンでも BK1 でも特定の書評を URL でポイントすることができるが,honto にはこの機能がないようだ. 自分が書いた書評にリンクをはることができない. これはこまる.
BK1 のインターフェースはかなりアマゾンとはちがっていたが,honto はいろいろな点でアマゾンににている. それでいて,上記のようにアマゾンではできることがいくつかできない. それならアマゾンをつかったほうがよいだろう.
本を 1 割引するサービスは BK1 とはちがうかたちだとしてもあるようなので (ただし,期間限定にみえる),かろうじてこのサイトをすてることをおもいとどまっているが,それがもしなくなったら,もはやこのサイトに魅力はない. もしそうなったら撤退することにしよう.