Amazon.co.jp でみるかぎり,日本語に訳されたチェーザレ・セグレの本は 2 冊だけだ. 2 冊とも論文集だが,この本はボッカッチョなど,ふるい作家の文学をもとに展開された記号学的文献学の論文集であり,1979 年に出版されながら 2008 年にようやく和訳された. とりあげられた作品はあまりなじみのないものなので,読みこなすのはなかなか困難だろう. また,レオナルド・ダ・ビンチをあつかった章の訳出はもう 1 冊の訳本と重複しているという理由で省略されている. 私にはちょっと読みこなせなかった.
評価: ★★★☆☆
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