著者は,もともとは西洋医学をおさめた医師だが,現在では日本ではめずらしい,漢方とはちがう中国医学の専門医のようだ. 国立がんセンターに勤務していたこともあるということだが,西洋医学によるがんの治療には批判的なようだ. しかし,基本的には西洋医学と東洋医学とが共存していくのがよいとかんがえているようだ. この本には中国医学のたちばから,病気や健康に対するかんがえかたや,さまざまな症状に対する治療法がかかれている. エキスの抽出にこだわる漢方への疑問も書かれている. 現在,中国でおこなわれている医療との関係はわからないが,こういうひとが中国医学と西洋医学,そして漢方をつないでいけるとよいとおもう.
評価: ★★★☆☆
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