[ トップページ ]
書評:社会・経済, 社会・経済:若年者問題・ワーキングプア・プレカリアート

うつろな戦争願望 ― 赤木 智弘 著, 「若者を見殺しにする国 ― 私を戦争に向かわせるものは何か」

著者は戦争を希望するという. しかし,どこの国とどういう戦争をするというのか? この本には海外の話,外交の話などまったく登場しない. フリーターとしてかろうじて生きている若者にはそんなことをかんがえる余裕もないということだろうか? しかし,相手のない戦争はありえない. 戦争に関するイメージもとてもふるい. これから戦争がおこるとしても,たぶん,もっとちがったものになるだろう. 著者の主張は一見すじがとおっているようにみえるが,そういうわけで,うつろにひびく.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 若者を見殺しにする国@Amazon.co.jp若者を見殺しにする国@Amazon.co.jp

注記: Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/5650

コメントを投稿

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type