フリーカルチャーは著作権を否定するものではない,というわけで,この本は著作権の話からはじまり,フェアユースの判例などをとりあげている. GNU や Linux を経て,この本の主要な内容であるクリエイティブ・コモンズ (CC) の説明にはいる. CC の解説ならこの本以外にもいろいろあるが,その最新の状態を説明したうえで,さらに YouTube やニコニコ動画,その他 Web 上のさまざまなものと CC とがどういう関係にあるのか,既存の著作物などからあらたな著作物をつくることをどうかんがえているかを解説しているあたりが,この本ならではの部分だろう.
評価: ★★★☆☆
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