ホーチミンへの家族旅行の 3 日めは，2 日めにつづいて市内を観光した． きのうはホテルからあるいていける範囲を半分以上まわったので，きょうはもっとゆったりと観光したい． まずホテルからあるいて歴史博物館とホーチミン作戦博物館に行った． そこからホーチミンの中華街であるチョロンまでタクシーでいき，付近を観光した． しかし，こどもはこういう場所をあるきまわることに興味がないので，3 時まえにはきりあげてしまった．
歴史博物館はおもに 18 世紀までのベトナムの歴史に関する物品や模型などを展示している． 18 世紀以前においても，歴史上，戦争がおおきなウェイトをしめているようだ．
ホーチミン作戦博物館についたのは 11:30 くらいだが，そのときにはすでに休憩時間にはいっていた． はいるには 1 時間以上またなければならないが，それほどの価値がある場所だともおもえないので， 建物のそとに展示されている兵器や装甲車をみるだけでおわった． きのうみた戦争証跡博物館にはおもにアメリカ軍の兵器が展示されていたが，ここには北ベトナム軍の 兵器が展示されている． どちらもサンプルにすぎないが，アメリカと北ベトナムとでは装備におおきなちがいがあることはあきらかだ．
チョロンではまずビンタイ市場に行った．
ここはきのういったベンタイン市場とはちがって，ほとんどが日用品だ．
たべものからジーパンなどの衣服，サニタリー，寝具，かばん，その他さまざまな日用品のちいさな店が
ぎっしりつまっている．
しかし，おいているものは日用品ばかりなので，観光客が買うことは期待されていないようだ．
こえをかけてくるひとはいない．
そのあと，いくのにすこしまよったが，北上して水餃子の店がならんでいるあたり (ハートンクエン通り) で昼食をとった． 家族 3 人がそれぞれ水餃子だけのもの，麺がはいったもの，すじ肉などがはいったものをたのんだ． 餃子のなかには肉やえびがはいっている． 3 つで 90,000 ドン，円に換算すると 300 円強だ． これはあたりだったといってよいだろう．
そこからあるいていくと，仏具屋がならんだとおりがある． 仏壇が多数ならべられているが，日本のものとはだいぶちがう． 日本の仏壇はかならずとびらがついているが，ベトナムのはそれがない． かわりに，比較的ふといはしらがついている． そこに細工がほられているのは同様だ．
予定ではチョロンをもっと東まであるくつもりだったが，こどもがつまらないというので，はやくきりあげてしまった． いまおもうと，チョロンに多数あるという寺などをさきにまわったほうがよかったかもしれないし， きりあげずにそういう地区をまわればよかったのかもしれない． しかし，そのときはかえることにきめてしまった．
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