ネグロポンテが所長だった時代,メディアラボにはしょっちゅう,ひきつけられていた. 著者は 2006 年から 5 年間,3 代めの所長をつとめた. この本はその時代の記録といってもよいだろう.
この本によれば,著者はヘッドハンティングによって所長になるが,それまでメディアラボがどういうところなのか,よく知らなかったらしい. そういう著者にひきいられたメディアラボは,いまでも魅力的な場所であることにかわりはないが,この本を読んでも,紹介されている研究テーマにかならずしもひきつけられない. 日本から影響をうけてはじめた研究もあるという. 4 代めの所長である 伊藤 穰一 にはせびメディアラボをもっと魅力的な場所にしてもらいたいものだ.
評価: ★★★☆☆
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