25 日の WBS (ワールド・ビジネス・サテライト) で Web 上で仕事を受発注するしくみを紹介していた. 紹介されていた 2 つのサイトは,こころみとしてはよいとおもうが,あまりうまくいっていないようにみえる.
Coconala.com というサイトでは Web 上での相談ごとなどの仕事をしたいひとが 1 件 500 円という定額でたのめる. 相談などの内容は売り手がきめる. SEO などに関する相談をうけているひとが多い. ちょっとした相談でも,こたえるには 30 分やそこらはかかるだろう. それをかんがえると 500 円 (サイトが 150 円ピンハネするので,相手がうけとるのは 350 円) は,やすすぎるだろう. それでも,あまり知られていないからか,たいていの仕事は 10 件以下しか受注していない. 小遣い銭にすらなっていない.
Lancers.jp というサイトではもっとまとまった仕事を受発注することができる. こちらは仕事をたのみたいひとが主役のようだ. 金額も自由にきめられる. みてみると,多数のブログを更新するというような仕事が多い. ブログ 1 記事につき 100 円以下がふつうだ. もとめられているブログの内容はカスにちかいものが多い. 金額も内容も,とても,やる気のでるようなものではない. こんなカス仕事を知人にはたのめないからこういう場所で募集するのではないだろうか?
番組では今後を期待するようなコメントでおわっていた. ネガティブなコメントをのべる理由はないだろうが,どちらのサイトもきびしいようにおもえる.