シシトウに,からいのと,からくないのがあることはよく知られている. 同様に,ほかのトウガラシ類もからいのと,比較的からくないのとがまざっている. そして,からいもののほうが香りはよい. 栽培したから知っているのだが,ハラペーニョなどはとくにそうだ. ふだんはほとんど料理をしないが,たまにピーマンをきってみて,やはり香りがよくてすこしからいのと,香りがない普通のとがまざっていることを発見した.
料理をするひとならだれでも知っていることかもしれないが,ピーマンも一様でないことがわかった. ピーマンの香りがきらいなひとは,なるべく香りもからさもないもののほうがよいのだろうが,私にとっては両方あるほうがいい.
シシトウでもからいのをさけるひとがおおいが,私自身はどれがからいのかがわかるなら,そういうものをえらんでたべたい. その理由は,からいものがすきだからということもあるが,からいものは同時に香りがよいからでもある. 香りのないシシトウはあじけない. つまりは,からくないシシトウはあじけないということだ. シシトウを栽培するとき,できるだけからくならないようにしているのだろうが,その結果として,香りはうすくなっている.
ピーマンももっと香りがよくなる栽培のしかたや品種もあるのだろう. からさをさけるために香りがわるくなっているとしたら,残念なことだ.
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