言語で表現できない感情や感覚などがビジネスにおいても重要だという主張だ. それはそのとおりだとおもう. しかし,著者 (ほとんどひとりで書いたらしいのだが,表紙にはなぜか 「博報堂ブランドデザイン」 という肩書きが書いてある) が書いている具体的な話になると,この主題との関係がよくわからなくなる. 最初にでてくる周囲がぼけてうつるデジカメの話,第 1 章の 「たとえ」 の話など, 言語で表現できるかどうかということとは無関係であるようにおもえる.
結局のところ,「非言語」 というテーマをたてて,そこに関係のあるものないものすべて ほうりこんでいるという印象をうける. その結果,著者がほんとうにいいたいこと (ほんとうにあるの ?!) はわからなくなっている.
評価: ★★☆☆☆
関連リンク: ビジネスは「非言語」で動く@Amazon.co.jp.
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