ヴェネツィアのとなりまちメストレでの学会が夜 7 時すぎにおわってから,メストレ駅方面にいってみることにした. ホテルからバス道路にでてからはほとんど 1 本道なので,まようことはない. 駅前までいってレストランにはいり,そのままかえってきた. まだ 10 時くらいだったが,もう,ひともくるまも,あまりとおっていなかった.
メストレ駅にむかっている Via Terraglio という道にでる. ここはバスもとおっているが,きょうは途中をみながらいくのでバスはつかわない. 7 時くらいにはくるまはひっきりなしにとおっている.
ホテルのちかくでこの道はいったん地下にもぐっている. その北側つまりホテルの側には店はほとんどない. しかし,反対側にでるとレストランやその他の店が何軒かある.
ホテルの昼食はたかいようにおもうので,どこかやすい店はないかとかんがえていた. やすい店はファスト・フードと中華料理屋だ. ふつうのレストランでは 10 ユーロ以下のものはあまりない.
さらに南下するとしばらくはあまり店がないが,駅がちかづいてくると,まず Kebab 屋がおおいところがある. 駅のちかくは中華がおおい. Bistro とかかれた店でも fast lunch などと書いてある. 昼食もゆっくりとるのがラテン風だが,いまでは,やはり時間を節約したいというひとがおおいのだろう. (右の写真はこのあたりにある彫刻だ.)
メストレ駅もヴェネツィア駅もひらたい建物であり,駅なのかどうか,ちょっとみてもよくわからない. メストレ駅のなかにもはいってみた. ホームが 5 つくらいある,かなりおおきな駅だ. 日本ではふつうの通過形のターミナル駅だ. ここからヴェネツィアへも線路がつづいている.
駅前の店で注文したのはさまざまな肉のグリルと野菜のグリル,赤ワインと水,そして最後にエスプレッソだ. ワインはメニューにはグラス・ワインばかりが書いてあるが,ハーフにした (写真). かなりつよい味だ. 値段は 10 ユーロだった.
野菜はにがみがつよくて,あまりよいとはいえない. 原形のままではないのでなんの野菜だかわかりにくいが,ナスやキュウリのようなものがはいっている. オリーブオイルとレッドビネガーをもってきてくれたので,それをかけてたべた. にがみを緩和するにはレッドビネガーはよい.
肉はラム,チキン,ベーコンなどがまざっているが,なんの変哲もない肉だ. それにいくつか野菜がついて 15 ユーロだが,値段だけの価値があるものとはおもえなかった.
ホテルのなかにある,数 10 人はいれるおおきな店であり,半分以上の席がうまっている. けっこういそがしいので,エスプレッソをなかなかもってこなかったりした. 日本ならもっと効率とサービスをかんがえるところだ.
わかい日本男性があとからはいってきたが,私よりすくない注文で,さきにかえっていった. エスプレッソがなかなかこなくて,いいかげんはやくかえりたくなってきたので,たちあがってキャッシュではらった. ほかの客をみていても,席ではなくレジスタのまえではらっているひとが多いようだ.
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