10 月 25 日のヴェネツィア観光のひとつの焦点は,ここでうまれた作曲家ヴィヴァルディの記念館や博物館をみるとともに,コンサートをきくことになった. これはもともと計画していたことではないが,たまたまリアルト端のちかくにある記念館をみてから,そうなった.
ヴェネツィアで一番有名な橋がリアルト橋なのだろう. ここで運河の反対側にうつる. だが,そのまえに端のちかくでヴィヴァルディの記念館のようなものをみつけた. そこにはいると,さまざまな古楽器が展示されていて,またコンサートのチケットを売っている. きょうのチケットがまだあるかときくと,あるという. 時刻をきくと夜 9 時からはじまって 10 時半までだという. メストレまでかえらなければならないので,かえりがすこしきびしいようにおもったが,結局,買うことにした.
ホールがどこにあるかをたしかめないまま買ったが,ホールはマルコポーロ広場からすこし西にいったところであり, チケットを買ったところから 15 分くらいあるくという. ここでもらった地図をもとに,そのあとの計画をたてる. 問題はコンサートがおわってからどうやってかえるか,またバスにまにあうかということだ. バスは 11 時台まであることは知っていたが,確認する必要がある. また,サンマルコ橋経由では時間がかかりすぎるので,ほかの経路をみつける必要がある. いったん道を探索してローマ広場までいき,そこからホールのちかくにもどって夕食をたべるという計画をたてた.
リアルト橋をわたってほぼそのまままっすぐいくとマルコポーロ広場だ. ただし,ほんとうにまっすぐいったわけではなく,いろいろみちくさをくいながら,そちらにむかった. ヴェネツィアでいちばんひろい広場がこのマルコポーロ広場だ. 3 方はおおきな建物でかこまれ,もう一方は海に面している. 海に面しているといっても,そのむこうには島があり,建物がみえるから,ひろい運河のようなものだ.
サンマルコ寺院のまえにはみじかいが列ができている. なかをみるひとの列だ. みるべきなにかがあるということだろう. ならぼうかともおもったが,すこし様子をみようとおもっていったんはなれた. そのままわすれて,なかはみずにおわった.
コンサートホールをめざして,さらに時計まわりにあるいていく. ここでも,途中にはさまざまな広場や教会がある. それらをたどりつつ,もらった地図にあるヴィヴァルディの博物館にいった. ここはコンサート会場に比較的ちかい. なかにはさまざまな楽器や,ヴァイオリン政策の仕事場を再現したもの (実際につくっているわけではないようだ) などがある. 展示内容には現代ではつかわれないさまざまな楽器がふくまれている. さきほどみた記念館とよく似た構造だが,こちらのほうが展示物はかなりおおい.
そこからさらにコンサート会場のほうにいった. そのひろばのまわりには,よくあるようにレストランがならんでいる. それをみているうちに,1 軒のレストランの定食 (menu) に目がとまった. いままで比較的,海産物がおおかったので,きょうはステーキにしてみようとおもった. それに,野菜スープも選択肢にある. あとでここにくることにしようとおもった.
コンサート会場のすぐそばまできているにもかかわらず,なぜか会場は確認しないまま,そこをあとにした. 会場のすぐそばのアカデミア橋という橋をわたって,ローマ広場につながる側に行った. 会場のまえをとおらなかったのは,会場のとなりの施設に気をとられたためだ.
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