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文化・教育と学習:教育・大学・研究, 書評:文化・教育と学習

デジタル教材の可能性,そして疑問も感じる ― 中村 伊知哉, 石戸 奈々子 著 「デジタル教科書革命」

タイトルには 「教科書」 がふくまれているが,内容はデジタル教科書よりもデジタル教材の有効性を主張している. この本を読んでも教科書じたいをデジタル化することの利点はあまりわからない. 教材に関していえば,コンピュータをつかうことでさまざまな可能性がひろがり,世界とつながるから,さまざまな利点があるだろう. しかし,この本のなかで紹介されているさまざまな教育用のソフトやコンテンツのおおくは,とおからずきえていくものだろう. いずれ決定版がでるかどうかわからないが,それまでクズ・ソフトをつかわされクズ・コンテンツをみせられる生徒はかわいそうにもおもえる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: デジタル教科書革命@Amazon.co.jp

注記: Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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