学会発表のためシンガポールに行った. 会社ではいまでも日本の航空会社を好むひとが多いが,すくなくともこの ANA の便に関しては,私にはそれほどよいとはおもえない. ワインはよかったが,食事の内容はよいとはいえない. 映画・音楽などのサービスに関してもそうだ. べつの項目に書くが,外国人へのサービスももうすこしかんがえたほうがよいのではないだろうか.
この全日空 (ANA) のフライトでは比較的ちいさい,ボーイング 767 を使用している. きょうシンガポール便をとばしている各社がどういう期待をつかっているかは知らないが,以前,バンガロールにいくときにつかったシンガポール航空ではエアバス A380 をつかっていた. これは最大の航空機だ. そこからも,国際的には ANA に人気がないことがわかる.
飛行機内の食事には期待していないから,あまりいうつもりもないが,この全日空機の食事は他とくらべてあまりよくはなかった. 穴子飯のメニューだが,ごはんはぐちゃっとつぶれている。 例によってうどんがついているのだが,ゆでてから時間がたっているのだろう. ベータ化しているので,おいしくない. そばはないのだが,なぜか,わさびがついている.
白ワインを注文したが,フランスのワインだった. 比較的よいシャルドネをいれている. プラスティックのボトルとスクリュー栓. フランスワインは以前は小びんでもガラスにはいっていたとおもうが,航空機ではプラスティックのほうが合理的だ. 小びんなのでラベルの文字はちいさくて,よめない. だから,フランスのものであることはわかったが,それ以上はしらべていない.
まえの座席に横長の液晶ディスプレイがついている. ディスプレイは比較的あたらしいが,メニューは私にはあまりおもしろくない. 日本映画がすきなひとには,新作がみられてよいかもしれないが,私は映画をみるつもりはない. 海外のものはすくないようだった. 音楽にもそれほど,ちからがはいっていないようにみえる. やりたいことはほかにたくさんあるので,結局,ヘッドフォンはつかわなかった.
関連項目:
2013-1-8 追記: この項目の内容をふくむシンガポールの写真集を Kindle 本として出版しました (上巻, 下巻).