学会発表のためシンガポールに出張した. アウトラム・バークという公園のちかくにある Link Hotel というホテルにとまったが,周辺には安価なレストランが多数ある. 最初はみつけられなかったが,フードコートもみつけた. 今回は比較的短期の出張なので外食する機会もすくないが,それでも朝夕あわせて 5 回以上はいったので,それについて書くことにする. 以前いった Orchard Road 付近のほうがよかったようにおもうが,それでも,とくにフードコートでは日本ではあまりくちにはいらないいろいろなものがあって,あきない.
最初にいったのは,到着した日の夜,まだフードコートがどこにあるか知らないので,とりあえずホテルのそばのレストランにいった. はいりやすそうな店をえらんではいると,そこはインド料理屋だった. メニューの表紙には「おかしらつき」の魚の写真があるが,このあたりのインド料理屋では欠かせないメニューのようだ. それを看板にしている店もすくなくない.
さかなのカレー (とナンのセット),ごはん,水をたのみ,さらになにか野菜がほしいというと,メニューにはないが店のなかにあるものをみるようにとゆびさしている. そのなかから,かるくガラムマサラであじつけされたゆで野菜をえらんだ.
例によって,まず野菜をたべる. それから,カレー. カレーには十分な量のナンがついていて,ごはんをたのんだのは余計だった. たべすぎたが,それでもたべきれなかった. しろみ魚もぶあつくて,肉の量は 200 g くらいあったのではないかとおもう. ほねをとりながら,たべていく. かかっているカレーの量はそれほどおおくなくて,ごはん全部に対してはすくない.
とまったホテルからもっともちかいフードコートは,さまざまなみせがならんだマーケットのうえ (2 階) にある. マーケットの写真はとったが,フードコートの写真はとらなかったようだ.
ホテルのちかくでの食事ははだいたいこのフードコートでたべていた. 夕食を 1 回,朝食を 3 回たべたのだが,火曜日,最初の朝食は duck の肉がのった粥だ. わずかな肉がうすく切ってならべられていた. 厚く切ったほうがおいしいとおもうのだが,この量ではしかたがない. 3 ドルだったとおもうが,粥は水のようなものなので,もうすこし肉がはいっていてもよいとおもうのだが…
夕食をここでたべたのは,その日の夜だけだ. 朝,duck の肉に満足できなかったので,duck の肉がのったやきそばをべつのみせでたべてみた. 肉を増量したのだが,それでも肉はうすくきられていた. この量なら厚く切れるとおもうのだが,いっしょうけんめい,うすくきっていた. それだけでは野菜がないので,軟骨のはいった豚肉と蓮根のスープ,そしてもやしサラダをあわせて,べつの店で注文した. もやしサラダだけで 3 ドルもした.
翌日,水曜日の朝にたべたものは焼きビーフンだ. これは肉もはいってなくて,わずか 1.5 ドル. そのみせをえらんだのは,野菜がおいてあったからだ. キャベツを増量してもらったが,追加料金を請求されたりはしなかった. 増量したといってもたかがしれているが,ほかのみせでたべるよりはよい.
ここで最後に朝食をたべた木曜日にはスープにはいったさかなのボールいりの麺をたべた. 麺は 2 種類会ったが,ふとさがちがうだけだという. よりふといほうをえらんだが,それでも,厚さはうすい麺だった. かん水をつかって,しっかり製麺されているから,歯ごたえがよい. この日は野菜はあきらめて,これだけにした.
学会最後の日には,おわってからオーチャード・ロードにでかけた. ION という巨大なショッピング・センターのとなりのビル (伊勢丹がはいっている) の最上階にあるフードコートでたべることにした.
ホテルのちかくのフードコートとはちがって,ION の地下にあるフードコートには野菜がふんだんにとれる店があったが,このフードコートにも野菜がふんだんにある店がある. 麺と 6 品を自由にえらんでスープをかけてもらうようになっている. ひとまわりしたが,結局そこでたべることにした.
麺としてははるさめをえらび,まるごとのチンゲンサイや乾燥した海苔や豆腐などをえらんで,自分でどんぶりにいれる. 魚肉ボールも選択した. おおきなどんぶりにやまもりになったが,これで 5 ドル (350 円以下) もしない. シンガポールはホテルはたかいが,たべものはやすい. レストランにはいれば 20 ドル以上かかるだろうが,レストランはひとりでははいりにくいことがおおい. その意味でもフードコートはありがたい.
関連項目:
2013-1-8 追記: この項目の内容をふくむシンガポールの写真集を Kindle 本として出版しました (上巻, 下巻).