MIT で 「(ほぼ) なんでもつくる方法」 という講座をひらいている著者が,そこでの fab (ものづくり),そこからひろがった世界のあちこちでの fabについて書いた本だ. 最初に出版されたのは 2005 年だが,そのときは売れなかったのだろう. しかし,今回は日本でもブレークする条件はととのっている.
開発途上国でおこっている問題を解決するには従来のものづくりの方法ではうまく対処できず,そういう場所でこそ fab の必要性がたかいという. また,その方法がすぐに吸収され発展させられていく様子がえがかれている. 日本では 3 か所に FabLab があるとはいえ,まだ普及していない. しかし,これから強力な手段になるのではないだろうか.
評価: ★★★☆☆
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注記: Amazon.co.jp の 書評 に投稿しています.
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