この本のおもなテーマは,ひとりでかんがえるための方法と,対話を通じてかんがえをひろげる方法だ. ひとりでかんがえるための方法として 「アウトライン法」 が紹介されている. KJ 法にちかいところもあるが,むしろ 「知的生産の技術」 で梅棹忠雄がひとりでかんがえるための方法として紹介した 「こざね法」 の現代版といえるようにおもう. ほかにもいろいろな方法が書かれている.
対話によってかんがえがすすむことはよく経験するが,著者は外交官としての経験をいかしてグローバルな対話法にまで話をひろげている. ここにもいろいろ,まなぶべきことがあるだろう.
評価: ★★★☆☆
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