解像度のたかい写真はファイル・サイズがおおきい. カッパドキアの写真集に 140 枚,アマゾンが要求する解像度でいれたら,mobi ファイル (Epub フォーマットのファイル) が 100 MB ちかくになった. アマゾンのサイズ制限は 50 MB ときいていたので上下 2 分冊にしたのだが,アマゾンにアップロードしたら 9 MB と 10 MB になっていた. むだな分割をしたのだろうか?
アマゾンでは画像は高解像度にすることを奨励している. 表紙画像も JPEG で縦 2000 ドットくらいがよいという. そうするとファイル・サイズは 300 kB くらいにはなる.
表紙だけなら本のファイル・サイズをそれほどくうことはないが,写真集ともなれば,そのクラスの写真をならべるとすぐ数 10 MB のサイズになってしまう. ところが,一方ではアマゾンは画像の JPEG ファイルのサイズを 127 kB までと書いている. これは矛盾しているではないか.
解像度を優先して mobi ファイルをつくった結果,2 分冊にしてそれぞれ 48 MB と 42 MB になった. これをアマゾンにアップロードし,iPad にプレビュー版をダウンロードしてみると,すこしちいさくなったようだが,40 MB 前後はある. まだ 50 MB には達してしないのだが,それでもこれだけファイル・サイズがおおきいと,しばしばダウンロードに失敗してファイルがちぎれてしまう (「Kindle 本がいくらやってもダウンロードできない時刻 ?!」 参照). しかし,すこし気になったのはアップロードしたときにサイズが 9 MB くらいだと表示されたことだ. 要求された品質をまもりつつそのサイズにおさえる方法があるとはおもえなかった.
ところが,出版された本はたしかに 10 MB と 9 MB になっている. ダウンロードしてプレビュー版とくらべてみても,画質にそれほどおおきな変化はない. うまく最適化されているということができる. どうやってそのサイズにしているのか,まだしらべていない.
いずれにしても,こんなにちいさくなるのなら,2 分冊にしたのはむだだったのだろうか? それとも,これからもっと高解像度の端末が登場することをかんがえれば,適切だったのだろうか?