Kindle Fire HD と Kindle PaperWhite の両方を買った. 両方つかってみると,かなり差があること,Fire のほうがよい点,PaperWhite のほうがよい点など,いろいろみえてくる.
Kindle Fire HD のよい点は,まず表示がカラーであること. 文字だけの本なら白黒でもよいが,写真などがはいっていればカラーで表示したくなる. iPad にも Kindle ソフトウェアがあるが,iPad にはダウンロードできない Kindle 本が多いこと,そして Fire にくらべると調整機能がかぎられていることをかんがえると,Fire に軍配があがる. ただし,画面のおおきさが利点になるときは (iPad mini でないふつうの) iPad には利点がある.
それから,Kindle Fire HD はメモリがおおきい. PaperWhite が 2 GB しかないのにくらべて,16 〜 32 GB ある. これだけあればスキャナーでとりこんだ本 (自炊した本など) もかなりの数いれることができる.
一方,Kindle PaperWhite のよい点は,目にやさしいことだろう. くらいところではバックライトをつけたほうがよいが,あかるいところではバックライトはいらない. Fire だとあかるいところではみづらいが,PaperWhite ならあかるいところでもよめる.
PaperWhite はかるくて電池のもちがよいのも利点だ. それにくらべると Fire は電池がすぐなくなる.
それぞれ欠点もある.まず,Kindle Fire HD は操作が直観的でないところがある.設定変更したいときにどうすればよいのか,いまだにおぼえられない. 「設定」 というメニュー項目がすぐに表示されるべきだとおもうのだが,そうはなっていない. だから,わすれて,しばしばまごつく.
それから,なにか方法はあるのかもしれないが,PC などで買った本がすぐにとりこまれない. PaperWhite だと,買ってまもなくすると自動的にとりこまれるのだが,Fire では,まてどくらせど,はいってこない. 買った本がすぐに読めないのはこまる.
Kindle PaperWhite と Fire HD とを両方つかっていると,メニューの位置がちがうので,しばしばまごつく. たとえば 「ホーム」 にもどるメニュー項目は PaperWhite では上,Fire HD では下に表示される. 上下どちらをタップするべきか,いつもまよう.