常識的な思考で満足していると思考停止におちいってしまう. この本は,複眼的にさまざまな思考をすることによってそこからのがれる方法をしめしている. 読書や作文など,具体的な場面,具体的な例にそって説明しているから,わかりやすい.
しかし,読者は,著者のかんがえに満足して思考停止しないようにする必要があるだろう. 著者のかんがえはひとつのかんがえかたであって,読者はそれをヒントにして自分のかんがえを発展させてこそ,この本の問いが生きることになるだろう.
評価: ★★★★☆
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