著者は科学史的な観点からこの本を書いているようだ. 学問には普遍的な部分があり,それをよく解説している. しかし,著者はこの本の執筆時点でも大学でおしえていたようなのだが,とても現代の大学や学問の状況を把握しているとはおもえない. たとえば,コンピュータ科学が成熟した時代なのに 「コンピュータ技術のように数年にしてすっかり陳腐化してしまう」 というような表現をつかっている. だから,これから大学生になるひとにとって,この本は骨董品であって実用品ではない.
評価: ★★☆☆☆
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