[ トップページ ]
書評:知的生産とリテラシー, 知的生産とリテラシー

日本人の論文や発表のしかたを批判しつつも,日本人の発想をみとめている ― 木下 是雄 著 「日本語の思考法」

さまざまな雑誌などに発表された短文をあつめたものなのでまとまりはうすいが,著者のかんがえはほぼ一貫している. 著者は,日本人がよくつかう論理が理科系の論文や発表の際にはうけいれられないことを指摘しつつ,日本人どうしのコミュニケーションにおいては従来のやりかたを否定していない. 文章や発表のくみたてかたに関する示唆は現在も有効だが,1960 〜 90 年代に書かれたものなので,ふるくなってしまった部分もある.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 日本語の思考法 @Amazon.co.jp

注記: Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/6182

コメントを投稿

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type