3D プリンタはノズルからでたフィラメントをすぐにひやさないと,かたちがくずれやすい. それをふせぐには,フィラメントを冷却するためのファンをつけるのがよいとされている. Printrbot+ にはそのファンのための電源も用意されている. ところが,キットにはこのファンも,ファンをとりつけるためのものも付属していない. ようやくそのファンととりつけ方法を検討するところまできたが,今週は検討と発注だけでおわってしまった.
別項に書いたように Printrbot+ のノズルの温度が安定しないため,まだそこに時間をとられている. しかし,異常がおこらなければうまく印刷できる状態にまでなったので,いかにきれいに印刷するかをかんがえる段階にはいった.
別項に書くように温度をかえながら印刷してみるのも,きれいに印刷するためのひとつの技術開発だが,もっとも重要なのは冷却だ. Printrbot+ には冷却ファン用の電源がついている. 必要なときだけファンがまわるような制御をしているらしい. それにもかかわらず冷却ファンもそれをとりつけるためのものも付属していない. しかし,ネットにはその作成例がいろいろある. だから,それをみて,ファンは家にころがっているものをつかい,とりつけには Printrbot+ で印刷した樹脂を使用すればよいとかんがえていた.
ところが,まずファンでつまずいた. 家にたくさんある小型のファンというと 5 cm 角くらいの CPU ファンなので,まずそれをつかおうとかんがえた. ところが,この CPU ファンは 3 ピンであり,Printrbot につけるのは 2 ピンだ. 赤と黒の線だけつなげばよいかとおもってためしてみたが,ファンはまわらない. ネットでみてみると,2 ピンと 3 ピンでは制御のしかたがちがうので互換性がないらしい.
2 ピンのはケース・ファンや VGA チップ,マザーボード上のチップをひやすためのファンだ. 小型のものはみつからなかったので,こわれた PC 電源のファンをためしてみた. ところが,電流がたりないためか,それとも 3 ピンのファンをつけたときにこわしてしまったのか,これもまた回転しない. 実際につかえるのはもっと小型のものにかぎられるので,それを入手してから再度ためしてみようとおもう. もしそれでもだめなら,つまり,すでにこわれてしまっているのだとしたら,入手したファンに常時電源を供給してやるしかないだろう.