最近,印刷中に位置が x 軸の正の方向にずれることがしばしばある. そして,ついにキャリッジが x 軸の原点に自動的にはもどらなくなってしまった. 原因はつかめていない. トリマーをまわしてトルクをふやして解決しようとこころみたが,うまくいかない. たぶんベアリングのそうじが必要なのだろう.
兆候は 2 週間くらいまえからあらわれていたが,ついに,ほとんど大物はずれずに印刷できなくなってしまった. 2 cm 角くらいのオブジェクトでも印刷中にしだいにずれて,かたむいていく. 写真の上は最初の 2 層くらいのところでずれてしまった Mr. Jaws だ. このあたりでずれることがよくある. また,下は徐々にずれていく例だ. こんなことがしょっちゅうおこるようでは,なおさなければ,つかいものにならない. なおすまで印刷を休止することにした.
すぐにできることとして,機械油をさしてみたが効果はないようだ. ベアリングからは多少のカスがでてくるが,それを除去してもかわりはない.
つぎにやってみたのは,Printrbot+ の x 軸モーター駆動回路のトリマーをまわして電流をふやしてみることだ. Web でさがすと,通常は 6 時の位置にあるトリマーを 4 時ないし 3 時の位置にするとよいと,あちこちに書いてある. 3 時,4 時もためしたし,逆に 10 時とかにもしてみたが,あまり変化はない. めいっぱいにまわすと (2 時くらい) かえってモーターはうごかなくなってしまった.
Extruder のうごきをみていると,連続動作を指示していても,ときどきとまることがある. なにか問題があるからにちがいない.
手でうごかしてみると,けっこうかたい. しかし,位置によって特別ちがうようにはおもえなかった. 通常は手でうごかすとモーターも一緒にうごくので,ベルトをはずしてモーターから独立させて,うごかしてみた. 中央部分では比較的なめらかにうごくが,原点ちかくではガタガタする. しかし,原因がわからない. ベアリング以外でとくに接触しているところはないようにみえる. ベアリングに問題があるのなら,どの位置でもおこりそうにおもえる.
Lincomatic's Blog をみると,ベアリングの手入れの方法などが書いてある. しかし,これはより印刷精度をたかめるためのものであり,うごかなくなったものをなおす方法ではないから,これを適用してなおるかどうかはわからない. しかし,ほかに適切な方法がわからないから,この週末にでも,こころみてみよう. そのためにはまた,分解困難な Printrbot+ を分解しなければならない.