副題からわかるように,著者は 「精密」 な理論の構築をめざしている. しかし,経験的知識が重要な工学において公理にもとづく理論化は無理があるだろう. また,「原理」 とよばれているものはつねになりたつものではなく,「原則」 にすぎない. こういうことばや構成上の問題をべつにすれば,内容は著者の豊富な知識にささえられているのだろう,20 年以上たったいまでも読む価値がある.
評価: ★★★☆☆
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