ソルトレイク・シティの路面電車に関しては,いろいろ書いておきたいことがある. 料金,運転間隔から,電車の幅や座席の配置,車両のかたち,違反の発見などだ.
まずは料金だが,大学までくる路線 (Red Line) は片道 $2.35,往復だとすこしわりびきがあるが,1 日券が $5.75 なので,3 回のるつもりなら 1 日券を買ったほうがよいということだ. 下町をはしる路線は無料だという.
運転間隔は,大学までくる路線がだいたい 15 分おきであり,大学病院を毎時 0 分,15 分,30 分,45 分にでるようだ. 下町をはしる電車は 5 ないし 10 分間隔だ. 郊外では 2 つにわかれるため,Blue Line と Green Line とがある.
Red Line には何回かのったが,下町をはしる路線としては Blue Line に 1 回だけ,のった. 終点は Salt Lake Central といって,Amtrak の駅があるところであり,南北をはしる線にもここでのりかえるのだが,まちじたいはさびれていて,空地が多い.
電車は最大 4 両で運転している. 各車両の間は乗客が通過することはできない. 車両は 20 m くらいあり,中央に回転できる部分がある. ふつうの車両では道路をまがりきれないからだろう. まがるときは,車両がここでおれまがる.
そのおれまがるところのすぐそばに 1 人がけのイスがある. ここにすわると,片足を回転部分にのせることになる. 回転するときはその足がひっぱられたり,おされたりして,あまりのりごこちはよくない. 事故がおこったときには危険な場所でもあるようにおもえる.
電車の幅は日本の路面電車よりはずっとひろい. 日本であれば JR の中距離線につかわれているような,2 人ずつむかいあわせの席が両側にある. それでも,JR の電車よりは幅がせまいようだ.
きょうホテルに荷物をとりにいくとき,電車のまえの歩道でないところをよこぎって電車にのった. 電車がとまることがわかっているからそうしたのだが,それでもその様子を乗務していた係員 (?) にしっかりみられた. 違法なことをしたといわれ,べつの電車にのるようにいわれて,その電車からおろされた. 罰金をはらわなくてよかったからよいようなものだが,みられて,とがめられるとは想像していなかった.
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