出張でソルトレイク・シティ (Salt Lake City) にあるユタ大学にきている. 比較的はやくついたので,大学の周囲とまちの中心部とくにモルモンの聖地をみてきた.
空港についてすぐ,まちをかこむ,わずかに雪をかぶった山々のうつくしさがめだっていた. 1847 にブリガム・ヤング (Brigham Young) ら,キリスト教の信心ぶかいひとたちがここにまちをつくることにしたのだというが,それはこの景色あってのことだろう.
冬にはちかくでスキーができる (ことしは 4 月までできるという). 一方,まちのなまえのもとにもなっている Salt Lake はおおきなみずうみだが,観光地とはなっていないようだ. くるまでなければいけないようにみえる.
とまったホテルは大学の施設であり,University Guest House という. 会議参加者が全員とまれるほどの規模ではない. まちの中心からのびた路面電車がホテルのそばをとおっている.
ホテルの北には病院と医学部があり,病院のまえに電車の終点があるが,ホテルからはそのつぎの Ft. Douglas (フォート・ダグラス) のほうがちかい. まちの中心にいくには電車をのりかえる必要がある. 電車は南北にはのびているが,湖がある西にはあまりのびていない. 東は大学病院までだ.
チェックインしてまもなく 16 時くらいに,まずホテルから大学の南端をめざして,あるきはじめた. 予定ではほぼ真南にいくつもりだったが,道をまちがえて,やや東にきてしまった. それに気づいたので,Sunnyside Avenue という,東西にはしる道を東にむかった. この道には高圧線がとおっている. 高圧線といってもうなったりはしていないが,碍子はながい. 雪がふる場所だからみじかい碍子ではもたないのかもしれない. 日本では電柱のうえに変圧器があるが,ここではそんなみっともないものはなくて,ふとい電柱のなか (または地下) で変圧しているようだ.
この道の東端にはおおきなホテルらしき建物がいくつかみえる. スキー客用のホテルなのだろう.
さらに南下してショッピングセンターをめざしたいとかんがえていたが,みちくさをくったこともあって,もはやあまり時間がない. そこで,あきらめて北にむかった. レストランがちかくにないかをみるのも目的のひとつだったが,ここで 1 軒,カフェをみつけた. スパゲティくらいはあるが,あまり期待できる店ではない.
ホテルへは帰らずに,大学のなかのみちを今度は西にすすんでいく. やがて,オリンピックにもつかわれたという Rice-Eccles Stadium (ライス・エクルズ・スタジアム) のそばにくる.
スタジアムのそばにある駅から電車にのって,まちの中心にむかう. この道 (E 500 S) にはいろいろな店がある. Walgreens というファーマシーもあったが,ここにはあとでたちよりたい.
Courthouse というのが下町にいく電車へののりかえ駅だが,のりかえずにここからはあるいていった. Market Street という道をとおったが,寿司屋もふくめてレストランがめだつとおりだ. さらに北にいくとモルモンの中心地 Temple Square (テンプル・スクエア) がある. 博物館やコンサートホールもここにあるようだ.
写真のなかでとんがり屋根がライトアップされている (2 枚ある) のが Temple (テンプル) だ. Temple をまわりからみて,最後には敷地のなかにはいってみた. すでにくらくなっていたので (カメラのせいで写真はそれほどくらくないのだが),建物のなかにまでははいらなかった.
Temple からすこしあるくと,City Creek (シティ・クリーク) というショッピング・モールがある. もはや,店をみている時間はないが,ここのフードコートで食事をすることにした. ひとまわりして,メキシカンにきめた. のみものまでいれて $4.99 というセットにした. やわらかいタコでコーンビーフをつつんだもの,豆のペースト,コーンチップにサルサ,そして Dr. Pepper,これだけあわせて $4.99 であり,味もわるくはなかった.
Walgreens まであるいて,Waterpik (ウォーターピック) を買ってから,電車にのってかえった. なぜ Waterpik を買ったのかは,このブログをみればだいたいわかるはずだが,最近,さらにスイッチの on/off ができなくなって,なおしたら今度は水の出がわるくなっている. これもなおすのはむずかしくないはずだが,これまでなんとかだましだましもたせてきたのであり,あたらしいものが買えるなら買いたいとおもっていた.
日本で買うとたかいから出張でアメリカにきたときに買ったわけだ. しかし,$40 くらいの値段を期待していたのが,$60 だすことになってしまった. さがせばもっとやすい店もあるかもしれないが,さがしている時間はないだろう. 即断して買うことにした. あとで日本での価格をしらべてみると,9000 円前後で販売されていることがわかった. アメリカでも $60 かかり,日本でも 1 万円をきっているなら,日本で買ってもよいかもしれない. そうすれば,60 Hz 120 V 用を 50 Hz 100 V でつかうというおかしなことをしなくてもよいはずだ.
電車でホテルにかえって,ほぼ 1 日がおわった. ネットへの接続の方法を確立し,ひととおりのことをするだけで,1 時すぎまでかかってしまった.
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